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島原市ふるさと納税特集

工芸
品・その他

島原手打ち刃物セット A076

有限会社 吉光

日本刀づくり「たたら製鉄」を継承する吉光

「吉光」は嘉永5年(1852)、江戸時代から続く老舗の鍛冶屋です。島原市内の中心地にあります。今の工場は昭和17年に建設されました。砂鉄を原料に鉄を作る「たたら製鉄」という日本刀づくりの伝統製法を継承しています。

鍛冶屋の作業は工程が多く、どの工程も真剣勝負です。プロの料理人が使う包丁をはじめ、農具など80種類ほど作っています。時々、お客様から難しいオーダーを受けますが、そういう時こそ職人魂に火がつき、作る喜びを感じます。毎日が挑戦の日々です。

まだまだ現役、77歳~96歳の兄弟鍛冶屋

江戸時代から続く鍛冶屋「吉光」は島原市内の中心地にあります。今の工場は昭和17年に建設されました。戦時中は兄弟4人が戦地に駆り出されましたが終戦後、全員が無事に帰還。地元に残る兄弟と9人が一丸となって、伝統を守ってきました。

兄弟の名前はすべて鍛冶屋にちなんで名づけられました。現在、吉田兄弟は4人(次男・則行、五男・鍛、七男・研治、九男・輝紀)となりましたが現役で働いています。77歳~96歳と高齢ではありますが、鉄を一途に愛する職人気質は色あせることなく、毎日作業場で汗を流しています。

七男・研治(写真右)と九男・輝紀が生み出す技

鍛冶屋の作業は工程が多く、どの工程も真剣勝負です。年齢を重ねても培った勘は鈍ることがありません。毎日、無心に刃物と向き合っています。七男・研治(85)と九男・輝紀(77)は、それぞれ違う作業を担当しています。不思議なことに父親が名付けた名前の通り、研治は刃先を研ぐ仕事、そして輝紀は刃先を磨く仕事をやっています。

多くを語らずとも長年共に働いてきた兄弟は、「あ・うん」の呼吸で刃物に命を吹き込みます。熟練兄弟の連係プレーによって絶妙な切れ味の刃物が生み出されます。島原の地で生まれ育った伝統の技が、ぎっしり詰まった刃物は一生ものです。

研磨一筋、研治(85)の匠の技

年季が入った道具を両手で微調整しながら刃先を綺麗に整えて行きます。研ぐ度に水しぶきが周囲に飛び散ります。エプロンをはめていないと一回で洋服がずぶぬれになってしまいます。木型にバランスよく刃先を固定して、両手を上手に動かしてリズムよく研磨していきます。長年培ってきた熟練の眼力で刃先の研ぎ具合を瞬時に判断して、時折、自分の指先で刃先の感触を確認しながら出来栄えを判断します。

職人の繊細な勘を頼りに何度も研ぎ続けて、ひとつひとつを丁寧に仕上げて行きます。得意な研磨に加え、人付き合いも兄弟の中で群を抜いています。長年、全国の物産展を飛び回って手打刃物を販売し、「吉光」を支えて来ました。

脱サラして、職人の道を歩む将仁

六男・錬治(故人)の長男、将仁(54)は、おじ達の働く姿を小さい頃から間近で眺めて育ちました。約10年前にサラリーマンを辞めて故郷へ戻り、「吉光」を継ぐ覚悟を決めました。将仁は「吉光」をもっと多くの人々に知ってもらいたいとWebを開設してネット通販を始めました。

若い発想がプラスされ販路も広範囲に広がっています。「吉光」の品質の高さが買われてスイスやカナダへも商品が送られています。いつも高齢となったおじ達の健康を第一に考えて、無理のない作業スケジュールを立てるのも大事な仕事です。江戸時代から続く暖簾(のれん)「吉光」の看板を背負い、今日も刃物を打つ力強い音が工場に響き渡ります。

鍛冶屋の命、1000度の炉で鉄を打つ

重厚な佇(たたず)まいの鍛冶屋に赤々と燃え盛る炉の炎。1000度近くある炉の周囲に立つだけで、空気までもが熱せられ息苦しいほどです。夏場は地獄のような暑さです。その灼熱の炉と葛藤するのは後継者の将仁。熱いうちに金槌(かなづち)で叩いて形成していく作業は体中の力が必要で、どの工程よりも体力が要ります。

一振り一振りが勝負です。強度を考えつつも、スピーディーに形を整えていく。一瞬の油断が命取りになります。叩き上げた刃物は、研ぎ味を高めるために、もみ殻の中で一日かけてじっくり冷まします。手打刃物は何日も時間を費やして、やっと仕上がっていくのです。

一生ものの証、刻印「吉光」

「吉光」は嘉永5年(1852)、江戸時代から続く老舗の鍛冶屋です。砂鉄を原料に鉄を作る「たたら製鉄」という日本刀づくりの伝統製法を継承しています。

熟練の技で生み出される「吉光」の手打刃物。工程によっては一日寝かせる作業もあるので、正直、一日に1本もできあがりません。安易に急いで量産することなどせず、じっくりと時間をかけて1本ずつ仕上げていきます。一生使っていただける最高のものを目指しています。最後に魂を込めて、刻印を入れます。

刻印は自信の証、作り手の顔

父親とおじ達の魂を引き継いだ将仁。「物産展へ行くと、研ぎ直して欲しいというお客様が来られます。刃物の刻印と柄(え)の焼き印を見れば、作られた年代が分かるようになっています。この前は祖父が作った刃物に出会いました。何度も研ぎ直され、大切に使用されているのが一目瞭然(いちもくりょうぜん)でした。お客様は使いやすいから絶対に手放せないと言われ、研ぎ直しを頼まれました。祖父が亡くなった後も大事にされているのを知り、心底感動して嬉しさがこみ上げて来ました。」

匠の技で研ぎ澄まされた、三徳包丁とペティナイフ

「三徳(文化)包丁」(刃渡り165㎜)

肉切りだけでなく、野菜や魚にも使える万能包丁です。洋包丁の牛刀と和包丁の菜切りの特徴を1本の包丁に凝縮した形のプロ仕様の包丁です。

「ペティナイフ」(刃渡り135㎜)

すばらしい切れ味と、使いやすさ、研ぎやすさで人気です。レリーフのように浮き出た紋様が粋で、大変美しい包丁です。

匠の技で研ぎ澄まされた島原手打ち刃物セットの刻印は、一画ごと手で刻印した逸品です。ふるさと納税返礼品として、専用ケースとダイヤモンドシャープナーを組み合わせたお得なセットです。

ふるさと納税返礼品でしか手に入らない特選刃物セット

A076 島原手打ち刃物セット

鍛冶屋「吉光」特選包丁の三徳(文化)包丁(刃渡り165mm)、ペティナイフ(刃渡り135mm)の2本にダイヤモンドシャープナーと専用ケースがついた豪華なセットです。ふるさと納税返礼品のために特別に仕上げた逸品です。錆(さ)びない鋼を使用し、ハンドルは抗菌仕様です。

三徳包丁は刃が薄く、野菜・肉・魚を一本で処理できることから「三徳」と呼ばれます。家庭用として非常に一般的な包丁であり、お祝いなど贈答品や最初の包丁として選ぶにも向いております。

ペティは「小さい」という意味です。野菜の飾り切りや人参やジャガイモの面取りなど大きな庖丁では面倒な細工もこのペティナイフがあれば簡単です。プロ仕様の刃物セットは、ふるさと納税返礼品のみで扱っています。


有限会社 吉光

江戸時代から続く老舗 鍛冶屋「吉光」

「吉光」は嘉永5年(1852)、江戸時代から続く老舗の鍛冶屋です。砂鉄を原料に鉄を作る「たたら製鉄」という日本刀づくりの伝統製法を継承しています。鍛冶屋「吉光」に生まれた11人兄弟の内の男9人全員が家業を継いで、御年77歳~96歳となった今も4人(次男・則行、五男・鍛、七男・研治、九男・輝紀)が現役で働いています。全員、鍛冶屋にちなんだ名前がついています。

「吉光」の手打刃物は卓越した鋭い切れ味が魅力です。しなやかな刃先を兼ね備えた逸品で、研ぎ直せば刃がなくなるまで半永久的に使用できます。鍛冶屋職人でありつつ、自動車整備士の免許も持つ二刀流。ものづくりが心底好きな鍛冶屋です。

プロの料理人が使う包丁をはじめ、農具など80種類ほど作っています。時々、お客様から難しいオーダーを受けますが、そういう時こそ職人魂に火がつき、作る喜びを感じます。毎日が挑戦の日々です。何年経っても学ぶべき技術があり、決して終わりがありません。私たちはお客様の気持ちを第一に考えて、実直に鉄を叩き、手打刃物や農具を生み出すことこそが使命だと思っています。鍛冶屋「吉光」の刃物には伝統の技が光っています。

*嘉永6年(1853)はペリーが浦賀に来航した年です。「吉光」は、その一年前からあります。

2019.05.23