堀部邸
堀部邸
堀部邸
「水の都」といわれる島原では、「水を活かした屋敷」がいくつか存在します。
そのお屋敷の一つである堀部邸は、嘉永元年(1848年)に建築された島原では一番古い古民家で、万町アーケード内にあります。
万町アーケードの水路は、海側水路が飲用、山側水路が雑用モップ等を洗う用というルールがあり、しまばら水屋敷などの水がアーケードの水路に流れ堀部邸などの屋敷に分水されて新町の水路に流れていきます。湧水と寄り添い、共に生きた文化や生活があったことを思い出せてくれそうです。
また、万町は島原城大手門から最も近い商人地で、堀部邸は規模も大きく往時の華やかな商人地の様相を現代に伝える意義ある建造物です。
そんな堀部邸ですが、現在は非公開とされています。が、昨年2021年より改修工事が始まり、来年2023年の3月頃には宿泊もできるワーケーションスペースとしてオープンを予定しており、築170年の歴史的建造物に宿泊するという貴重な体験が出来るそうです。この機会に島原の昔の佇まいを残したお屋敷、堀部邸の美しい庭園を流れゆく湧水を眺め、癒しの時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。
住所 | 島原市万町503-5番地 |
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2022.09.17