島原
グルメ
具雑煮
調和のとれたうま味
由来
この具雑煮は寛永14年(1637年)の島原の乱の時、一揆軍の総大将であった天草四郎が、約37,000人の信徒たちと籠城した際、農民たちに餅を兵糧として蓄えさせ、山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦ったといわれています。
料理
島原の雑煮は、大鍋に野菜や魚などを大量に入れて煮込むのが特徴です。
また、だしの取り方は各家庭で違いますが、カツオだし、いりこ、かしわ、あご、こんぶなどがよく使われています。
料理自体はきわめて単純なものですが、前述のように材料には、山芋、ゴボウ、レンコン、白菜、椎茸、かしわ(鶏肉)、蒲鉾、焼アナゴ、卵焼き、春菊、そして”餅”など十数種類の具を用いており、煮汁がうまく調和し、うまみを引き出しています。
具雑煮が味わえるお食事処
2019.03.09